カードローンのリボ払いは損?仕組みと落とし穴をわかりやすく解説

「カードローンってリボ払いが基本だけど、これって結局損なの?」  

毎月の返済額が一定で管理しやすそうに見えるリボ払いですが、実は多くの人がその仕組みを十分に理解せずに使っており、「気づいたら返済総額が膨らんでいた」というケースも少なくありません。

この記事では、カードローンのリボ払いの仕組みと、損をしやすい理由、正しい使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。

目次

結論:リボ払いは一見便利だが、使い方を誤ると“損”につながる

カードローンのリボ払いは、毎月の返済額を一定に保ちつつ、残高に応じた利息を支払っていく方式です。一見すると「返済がラク」なイメージがありますが、元本がなかなか減らず、結果的に支払総額が大きくなりやすいというデメリットがあります。

つまり、使い方次第では大きな「」になり得るのです。カードローンおすすめといっても注意が必要です。

リボ払いの仕組み:毎月の返済は“元本+利息”

カードローンのリボ払いでは、借入残高に応じて利息が計算され、毎月の返済額にその利息が含まれます。たとえば毎月1万円を返済していても、そのうち7,000円が利息に充てられていれば、元本は3,000円しか減っていないというケースも珍しくありません。

しかも、新たに借り入れをすると残高が再び増えるため、延々と返済が終わらない“借金スパイラル”に陥ることもあります。

損しやすい理由①:返済期間が長くなりやすい

リボ払いの最大の落とし穴は「返済期間の長期化」です。毎月の返済額が一定なため、借入残高が大きいほど完済までにかかる期間が長くなります。

たとえば30万円を年利15%で借りて、月1万円ずつ返済する場合、完済までに約3年かかり、利息だけで5万円以上を支払う計算になります。

損しやすい理由②:元本が減りにくく、利息がかさむ

リボ払いでは、元本がなかなか減らないため、利息の計算基礎となる残高が常に高止まりします。結果として、毎月の利息が高額になりやすく、「返しているのに借金が減らない」という心理的ストレスにもつながります。

損しやすい理由③:借り入れのハードルが低く“使いすぎる”

カードローンは一度契約しておけば、限度額の範囲内で何度でも借入可能です。この気軽さが、「ちょっとだけ」のつもりが気づけば数十万円の借金に…という事態を招きやすくなります。

「返済額は毎月同じだから大丈夫」と思い込み、借入額や利息への意識が薄れることが、最大の“損”の原因です。

正しい使い方:リボ払いでも損をしないためにできること

リボ払いを使う場合でも、以下のような工夫をすれば、損を最小限に抑えることができます

  • 繰上返済を活用する(余裕があるときに追加返済)
  • 借入額を抑える(使いすぎない)
  • 毎月の返済額を増額する(元本の減りが早くなる)
  • 完済目標を立てる(返済計画を明確に)

また、そもそもリボ払いが設定されているかどうか、契約時や明細書でしっかり確認しておくことも大切です。

専門家による支援内容

「リボ払いで返済が追いつかない」

「完済の見通しが立たない」

といった悩みを抱えている場合は、次のような専門家の支援が有効です

  • ファイナンシャルプランナー(FP):家計の見直し・返済計画のアドバイス
  • 弁護士・司法書士:債務整理(任意整理・個人再生など)の支援
  • 消費生活センター:リボ払いトラブルや過剰請求の相談窓口

おすすめカードローンだけではなく、専門家に頼るのも1つの選択肢ですね。

まとめ:リボ払いは“便利さ”の裏にリスクあり。計画的に使おう

カードローンのリボ払いは、一時的な資金確保には便利ですが、仕組みを理解せずに使うと「損をする」結果になりかねません。

  • リボ払いは元本が減りにくく、返済が長引きやすい
  • 毎月の返済額を増やす、繰上返済を活用することで負担を軽減できる
  • 完済の見通しを立てたうえで利用するのが大前提

便利さに流されず、しっかりと計画を立てたうえで利用しましょう。もしすでに負担が大きくなっている場合は、早めに専門家に相談することが最善の解決策です。

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この記事を書いた人

中小企業や個人事業主向けに、「わかりやすさ」と「正確さ」を両立させたお金の知識を提供。ファクタリングや融資、税金の話を「本当に使える知識」に変え、「お金に詳しくなる」ヒントを発信しています。

また、税理士紹介サイト「東京税理士検索JP」を運営。厳しい審査基準で厳選した税理士をご紹介し、ミスマッチのない最適な出会いを徹底サポート。皆様の事業を税務の面から力強く支えます。

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